住宅ローン

本当に必要なのか? 住宅ローンの保証料が分かる3ステップ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
6e27f1a3ab6961c75b509e71b1882641_s

 住宅ローンの費用の内訳を見ると、物件金額以外にさまざまな項目を含む諸費用があると思いますが、その中でも1/4~1/5ほどを占める項目がありませんでしたか?そして、そこには「保証料」と書かれていないでしょうか。「一体何を保証するためのお金なのか」と疑問に感じる方もいるかと思います。今回の住まいのコンシェルジュでは、この「住宅ローンの保証料」について3つのステップで解説していきます。

ステップ1 住宅ローンの保証料は、誰のためのもの?

 %e6%88%a6%e7%95%a5%e7%9a%84%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%80%80%e7%ac%ac6%e5%9b%9e%e7%b4%a0%e6%9d%90-01ではさっそく、「保証料」が意味することの解説からはじめていきましょう。マイホームを購入したいけど、なかなか自己資金で購入できる方は少なく、多くの場合で足りない費用を金融機関の住宅ローンを利用していると思います。そこで出てくるのが、今回のテーマである「住宅ローンの保証料」です。

 保証料は簡単にまとめると「保証会社に保証人の役割をしてもらうための手数料のようなもの」です。そのため、「保証料を払っているから、万が一住宅ローンが返せなくなっても、保証会社が変わりにローン残金を払ってくれる」なんてことにはなりません。「保証料=何かを保証してくれるための金額」だと思い込んでしまいがちですが、住宅ローンに関しては、保証料を払う人のためのものではないのです。言い換えれば、銀行が貸したお金を必ず返してもらうための「銀行に返済を保証するためのお金」とも言えるのではないでしょうか。

そして、債権者が銀行から保証会社に変わるということは、契約相手が変わるということ。つまり、当初、銀行と住宅ローン契約を結んだ際についていた各種特典や団体信用生命保険なども失効されることにもなります。

この解説を読むと「自分のためにはならない保証料をなぜ払う必要があるんだ?」と考えてしまうかもしれませんが、この保証料は住宅ローンを組む上では、なくてはならないものなのです。

 

ステップ2 住宅ローンの保証料を支払う意味は?

 %e6%88%a6%e7%95%a5%e7%9a%84%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%80%80%e7%ac%ac6%e5%9b%9e%e7%b4%a0%e6%9d%90-02ここからは、「そもそも住宅ローンの保証料はなぜ必要のか」を説明します。
 融資金額が大きな住宅ローンでは、申請時に資力の十分な(連帯)保証人を立てる(※1)か、保証料の支払いが求められます。しかし、何千万円もする買い物の保証人になってくれる人は簡単には見つかりません。お金を貸す側の金融機関も、住宅ローンが返済されず、会社自体の存続が危うくなるのを未然に防ぐ「もしも」の時を想定して、住宅ローンの審査を行っているのです。「もしも、住宅ローンの返済が困難になった場合に、代わりにお金を返してくれる人はいるのか」。しかし、保証人がいないために住宅ローンが組めないということでは、ごく限られた人しかマイホームを手に入れることができなくなってしまいます。そんなことにならないよう、住宅ローンの間口を広げるという意味もあり、保証会社に保証人の変わりをしてもらうという考えになったのです。「保証料を払って保証人になってもらう」というイメージで考えると、住宅ローンで保証料を支払う意味に納得できるのではないでしょうか。

※1 現在では、ほとんどの場合、保証会社の保証を受けられることが条件となっています。

 ステップ3 住宅ローンの保証料の支払い方には2種類ある。

 保証料の役割について納得できた後は、金額の相場が気になりますよね。ここからは保証料の相場と実際の支払い方法についてご説明していきます。

ほとんどの金融機関で取り扱いがある元利均等返済(※2)で、35年ローンを組んだ場合では、100万円あたり2万円台の金額が一般的な相場だと考えられます。ただし、住宅ローンの保証料は、ローン申請者一人ひとり違うのはもちろん、各金融機関によっても異なるので、詳細な金額については各金融機関にお問い合わせください。

※2 元利金等返済:住宅ローンの正しい選び方参照

 「住宅ローンの保証料の相場が分かって、もう大丈夫」と思ってしまうかもしれませんが、まだそう思うのは早いです。なぜなら、住宅ローンの保証料には下記の2種類の支払い方法があるからです。

1、融資実行時に住宅ローンに組み込んで一括で支払う「外枠方式」

2、住宅ローンの金利に上乗せすることで少しずつ支払う「内枠方式」

 この外枠方式と内枠方式で、具体的にどのような違いがあるのかが気になりますよね。例えば、2000万円の住宅ローンを組んだ場合でご説明します。

【例題】

仮設定/保証料:100万円あたり2万円

    金利:0.6%

    返済方法:元利均等返済

    返済期間:35年

 

1、外枠方式

  保証料:40万円(2万円×20=40万)

  住宅ローンの借入金額:2040万円(住宅ローン+保証料)

  金利:0.6%

 

2、内枠方式

  保証料:金利0.6%に0.2%を上乗せすることで保証料を払う

  住宅ローンの借入金額:2000万円

  金利:0.8%(0.6%+0.2%)

 

 このように外枠方式と内枠方式では、住宅ローンの借入金額、金利などで違い生じ、結果的に返済合計金額では数十万円の差額となって現れるので、選択には注意が必要です。

 フラット35の話でご説明しましたが、保証料が必要となるのは民間の一般的な住宅ローン商品の場合です。しかし、フラット35を選択した場合、保証料は必要ありませんが、事務手数料がその分やや割高な金額となっています。

 「住宅ローンの保証料」という言葉で検索をすると、「返金」や「返還」などの明るい気持ちにさせるキーワードが目に付くかと思います。保証料が返金される場合もありますが、それはごく一部の場合で、すべての住宅ローンの保証料が戻ってくるという訳ではありません。それには条件があり、保証料の支払い方法の外枠方式を選択し、繰上げ返済をした場合や、他の住宅ローンへ借り替えた場合に返金されます。ただし、金額としてはあまり多くは戻ってこないので、過度な期待はしない方がいいでしょう。

%e6%88%a6%e7%95%a5%e7%9a%84%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%80%80%e7%ac%ac6%e5%9b%9e%e7%b4%a0%e6%9d%90-03

 もっと住宅ローンの保証料について詳しく知りたいという方は、ファイナンシャルプランナーへご相談してみてはいかがでしょうか。

 

ファイナンシャルプランナーへの無料相談はこちらから

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*